Our Business

iPS細胞×軟骨細胞3Dプリントでの
膝軟骨再生医療

Issues

Arktusが取り組む課題

先進国において、約5人に1人が膝の痛みやそれに伴う運動機能障害に苦しんでおり、その数は年々増加しています。変形性膝関節症をはじめとする膝の痛みの主な治療法として「人工膝関節置換術」がありますが、日本でその症例は10万件と、過去10年で10倍に増加しており、増加傾向は今後も続くと予想されております。

しかし、これらの治療は術後のスポーツや運動量の制限が大きく、高齢者に限られた適応症例が多く、活動的なライフスタイルを送りたい高齢者や若年層、プロのアスリートにとって十分な解決策とは言えませんでした。

私たちは、この問題に対する解決策として、iPS細胞研究の先駆者である京都大学の知見と、佐賀大学の先端的な臓器3Dプリント技術を融合させた、世界で初めての治療法を開発しました。「広範囲にわたるカーブした曲面を保持する関節軟骨の再生」に成功し、これにより、膝関節の自然な形状と機能を取り戻すことが可能になります。

この技術は、従来の方法では対処が難しかった複雑な曲面を有する膝関節の痛みや機能障害を、患者自身の細胞を使用して治療することで、より自然な運動機能の回復を実現します。

Arktusが取り組む課題